船での電気

設備の整ったマリーナで陸電(100V)の電気が使えるというような環境ではなく、普通の小さな港に係留している船では、電気については発電機を使うか車みたいに12Vのバッテリーを使うしかない。こちらは逍遥のソーラーパネル。

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左奥が50W(仮置き)、右側手前の二つ並んでいるのがそれぞれ9Wのソーラーパネル(固定)。50Wの右の丸いものはソーラーベンチレーター(キャビンの空気を外に出す小型の換気扇)。

出力は合計3Aくらい。1日5時間日照があるとすれば15Ahくらいは充電可能ということになるけれど、現実にはいろんなロスがあるので、10Ahもできれば上出来か。

これをバッテリーにつないで充電するわけだけど、こちらはその手前にあるコントローラー

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上がエンジン始動専門の第1バッテリー用で、下がライトなどに使用する第2バッテリー用。

コントローラーには、バッテリーが過充電になるのを防止し、逆に夜になってソーラーパネルが発電しなくなったときにはバッテリーからソーラーパネルに電流が逆流するのを防ぐという2つの役割がある。

(バッテリーは通常は2個だけど、いまはイルミネーション用に第3のバッテリーも積んでいる)

こちらの写真はチャートテーブルの下。

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12Vを100Vに変換するインバーター(紫)があるので、パソコンなどの普通の家電製品も使えるけれど、このシステムではクーラーや電子レンジなど大容量の製品はもちろん使えない。

いろいろ作業の途中なのでコード/ケーブルが束ねてある。実際に流れる電流に比べて大容量のケーブルを使用している部分なので、という理由で仮に束ねてるけれど、本来、こういうのは熱が逃げないのであまりよくない──というか、ヨットではいつでも何かしら修理中だったりするので、常に「普請中」で「仮置き」だったりする、、、

ソーラーパネルもコントローラーもすべて自分で設置したもの。ヨット乗りといっても、クルーザーでは、セーリングの知識や技術に加えて、電気やエンジンにもそれなりの知識がないと困ったことになる(エンジンが故障したからといって車のようにすぐにJAFが来てくれるわけではない)ため、浅くても幅広い知識が要求される。

[12/2012]