新型コロナウイルスによる感染症は当初の楽観的な予測の枠をはるかに超えて世界に蔓延し、マイナスの面ばかりが目につくが、こういうほとんど前例のない極限状況では、逆に、人の本質がよくわかるという利点もある。
あれが悪いこれが悪いとやたら噛みつきまわる人、過剰に危機感をあおるだけの人、反対に大丈夫、大丈夫と根拠のない楽観論を振りまく人……
それとは逆に、冷静に状況を分析して行動し、困っている人をさりげなく手助けしたりする人もいる。
寄付についても、大仰に宣伝しながら行う人もいれば、人知れずそっと、という人もいる。
テレビ番組やメディアしかり、評論家やコメンテーター、タレントといった著名人しかり、身近なごく普通の人々しかり。
こうしたことは、有名無名を問わず、財産の有無にも関係なく、また個人だろうと組織だろうと関係ない。
要するに「信頼できるか否か」
まあ、それがはっきりしただけでも、今後の人生で得るところはあるということでしょう。