地震のような災害が起きると、日常生活は激変するし、ワーク・ライフ・バランスなんて横文字のライフスタイルも簡単に崩れてしまう──のではあるけれど、実際にいろいろ経験してみると、人間というものはけっこう粘り強く生きていけるものだとも思う。
四月十四日の夜に一時間ほどの散歩から戻ってきて玄関に入ったところで、スマホの地震警報が鳴り、その直後(数秒後)に大きな揺れがきた。ゆっくりした横揺れ。
熊本で震度七ということで驚いたが、自宅付近は震度五弱で被害なし。この時点ではあまり深刻な感じは持っていなかった。
十五日の深夜──正確には十六日未明の本震で、状況が一変した。震源地付近の大きな被害の多くはこの二度目の地震で発生した──という印象。
四月末には寝袋持参で熊本市や益城町、熊本空港にも行ってみたが、一見して問題なさそうな住宅でも中に入ると家具や物が散乱し、目も当てられない。正直、家具の固定なんて対策として本当に効果あるのかなと思うほど、、、
大型連休後はボランティアも減り、絵になる被害の大きいところを競って取り上げていたメディアの報道も少しずつ地に足をつけてきたものになってきているので、そろそろ一過性ではない日常生活の情報発信の出番かなと思う。
自分について言えば、日常生活は地震前と同じでほとんど変化はない。しいてあげれば、寝室の家具の固定方法を見直しているくらい、、、
地震の直接的な影響はかなり局地的で、震源地から少し離れたところでは、ふだん通りの日常が続いている──という報告をここで少しだけ、、、

こちらは地震後も例年通り庭に咲いている花菖蒲(たぶん。アヤメではないと思う)。

小さな島と小舟のある風景も同じ(五月)。
こちらは大型連休中に逍遥jr.での海上散歩で見た風景。

春の海 ひねもすのたりのたりかな(蕪村)
海は天候しだいで天国にもなれば地獄にもなるが、この日は限りなく天国に近かった。変わったことと言えば、今年の四月初めにザトウクジラの子が定置網にかかったのが、このあたり。
観光の柱の一つがイルカウォッチングになっているところなので、小さなクジラの目撃情報もあるが、ザトウクジラが迷いこむのは珍しい。

こちらは久しぶりにやったボウリングのスコア

五ゲームの予定で、一、二ゲームを練習、三ゲーム目から本番……のつもりが、終盤に指の握力がなくなりボールを落とし気味になったので無理をせず三ゲームで終了。スコアはこんなもの。